第22回ファーストステージ 春の大運動会

2024.3.31 三重県鈴鹿市 鈴鹿ツインサーキット

遠く関東や九州からもミニ乗りが集結!!

レースありカーコンテストありの大運動会

フリマやショップブースも多数出展。ミニ乗りみんなが楽しめる春祭り!

 東海エリアの春の恒例サーキットイベント「第22回ファーストステージ春の大運動会」が鈴鹿ツインサーキットで開催された。「モータースポーツ初心者の最初のステージに」というコンセプトでスタートしたこの催し。前々回からステージを岐阜県のYZサーキットから鈴鹿へ移し、そのアクセスの良さとコースの楽しさも相まって、エントラントやギャラリーが増えている。

 例年4月に開催されているこのイベント。今回は地元・鈴鹿サーキットでのF1グランプリ開催による混雑を避けるため、3月31に前倒しで開催。当日は天気も上々で、地元東海3県はもとより、関西や関東、遠く九州からもミニ乗りたちが集結。パドックやピットはみんなの笑顔に包まれた。

 メインのプログラムはもちろんレース。クラス別に分けられたスプリントと90分の耐久、そして初めてサーキットを走るビギナーのためのコースの走り方、攻略法を分かりやすく座学で教えてくれる「フレッシュマンクラス」を開催。さらに10インチタイヤを装着したマシンを対象にした「10インチマイスターカップ」を新たに設定。熱戦が繰り広げられた。

 会場ではフリーマーケットやショップブースが出展されたほか、カーコンテスト「スタイリッシュアワード」も開催。そしてお昼休みには靴飛ばし大会、終盤にはお菓子まきと、レースのエントラントだけでなく、ギャラリーやその家族も1日楽しめるミニ祭りになっていた。

 前回から事務局を務めている鈴鹿市のスペシャルショップ「ファイブポート」の代表・棚瀬幸治さんは「スタイリッシュアワードやフリーマーケットを充実させることにより、一般のミニオーナーのみなさんにもより多く参加していただけるイベントにしていきたいと考えています。また、鈴鹿ツインのようなミニサーキットでビギナーの方にモータースポーツを体感してもらうことで、岡山インターナショナルクラシックやスーパーバトルオブミニなどのモータースポーツイベントへの呼び水になれたらいいですね」と話してくれた。モータースポーツの「最初のステージ」たるファーストステージ。さらなるミニ遊びのトレンドを作り出してくれそうだ。

初心者から腕自慢のベテランレーサーまで

鈴鹿ツインをフルに楽しむクラスを用意

フレッシュマンクラス

「ミスターX」の座学講習でサーキットのイロハをマスター

ファーストステージの象徴といえるレースカテゴリーがこのフレッシュマンクラス。サーキット初心者のために、ベテランレーサー「ミスターX」の座学講習を開催。コースの攻略法から実走行のレクチャーまで、モータースポーツの基礎を教えてくれる。

SPRINT-A

各クラス混走で戦うスプリント。「A」は1000N〜1300LTが走行

1000ノーマルからレーシングクラスまで様々なマシンが走るファーストステージ。今回のスプリントAでは1000N/1000T/1300LTが混走でレースを戦った。

SPRINT-B

上級マシンが激闘するスプリントB。10インチマイスターカップも同時開催

スプリントBは1300チューニングとレーシングのふたつの上級クラスマシンがバトル。このレースでは、10インチタイヤ装備車対象の新カテゴリー「10インチマイスターカップ」も同時に開催された。

90min-ENDURANCE

チームワークでトップを勝ち取る、参加者白熱の90分耐久レース

全プログラム中、特に盛り上がるのが90分耐久。走りだけでなくドライバーの配分やピットワークが勝負の決め手。どのチームも一丸となって熱いレースを戦っていた。

ギャラリーのミニ乗りや家族も1日中楽しめるお楽しみコンテンツが満載!!

フリーマーケット&ショップブースもオープン。パーツやミニカーなどのグッズ、アパレル、さらには当時物などミニ乗り垂涎のアイテムが販売されていた。ガレージJ&Bのブースでは、シングルナンバーのMkⅡクーパーの実車も価格ASK で展示。その詳細はクラシックミニマガジン本誌VOL.67の84ページ、ミニお宝FILEで紹介しているのでご覧いただきたい。

カーコンテスト「スタイリッシュアワード」を開催。オールドミニやMkⅠ仕様、フルカスタムなど様々なスタイルのミニ10台がエントリー。参加者の投票でアワードが贈られた。2位を獲得した田中大貴さんの白のオースチンセブン仕様はクラシックミニマガジン本誌VOL67の104ページ、クラシックスタイルで行こう! で紹介しているのでご覧いただきたい。

フードコートも開設。カレーやピザ、佐賀牛の炙り焼きなどの多彩なメニューのキッチンカーが軒を連ね、参加者たちの食欲を満たしていた。

レース終了後には表彰式を開催。フレッシュマンクラスはトップの座をクジ引きで決定。ヴァルタンミニで自らも1000Nを走った「ビーチェリー」の大西拓社長からヴァルタンのショック、タイプRが提供された。


中央の人物がファーストステージの事務局を務める「ファイブポート」の棚瀬幸治社長、左が「ブランズハッチ木更津ブランチの木村幸治社長、右が「ブラウンオートボディ」の勝又徳久社長。ブランズハッチ木更津ブランチは1300Tと耐久にエントリー、ブラウンオートボディはショップブースを出展。ファーストステージをバックアップしてくれた。