第15回TMMEミニ・サーキットフェスティバル2019 ~ 2019.9.29 エビスサーキット
Posted on by ミニマガ編集部
副虹がかかるエビスサーキットで熱きミニバトル
毎年秋にエビスサーキットで開催される東北ミニの祭典「TMMEミニ・サーキットフェスティバル」が第15回を迎え、9月29日(日)に開催された。東北のレーサーがエビスサーキットに集結し、さまざまなレースで腕を競い合ったのだ。
会場にはショップブースやフリーマーケットもたくさん出店しており、ミニや英国グッズのほか、アンティークな日用品など様々なアイテムが販売されていた。
MOTUL998チャレンジ
最初に行なわれたのは1000 cc 以下のミニのレース「MOTUL998チャレンジ最終戦」。ここでは#111木村選手が優勝を飾るも、前半戦の筑波で2連勝した#175吉田裕二選手がコンスタントにポイントを獲得しており、2位とわずか3ポイント差でシリーズチャンピオンを獲得した。
シリーズ最終戦となったMOTUL998チャレンジは、ここで年間シリーズチャンピオンが決定する。#111木村選手が勝利するも年間ポイントでは及ばず4位でシーズンを終えた。
スプリントレース
スプリントレースは「1000」「1300Ñ」「1300LT」混走の決勝第1レース、「1300T」「C7」「OPEN」混走の決勝第2レースに分けられて行なわれた。第1レースでは、総合順位は上位クラス順の順当な結果となった、クラス別に見ると「1000」クラスの上位2台が約コンマ5秒差というデッドヒートで#72氷見選手が勝利した。決勝第2レースでOPENクラスの最速をかけたデッドヒートが展開され、最終的には6秒の差をつけた#53牛田選手が同クラスで勝利した。
スプリントレースはクラスごとに2つのレースに分かれて混走で行なわれた。「1000」から「1300LT」が決勝第1レース、「1300T」「C7」「OPEN」が決勝第2レースに設定され、それぞれ12周で競われた。
TOTAL100LAP耐久レース
そして午後からTMMEの目玉レースでもある「TOTAL100LEP耐久レース」が行なわれた。恒例の変則ル・マン式でスタートし、100周先のゴールを目指すのだ。全クラス混走となるが、ピットストップのハンデが設定されているため、1000ccクラスでもチャンスがある。とはいえやはり上位クラスの速さは別格で、特に総合優勝した1300Tの#16チームイカ頭は2位を2ラップも引き離す速さとチーム力を見せつけた。
TOTAL100LAP耐久レースは、その名のとおり、100ラップを先に走り切ったチームが勝利となる。時間にして2時間半ほどのレースで1000NやOPENクラスが混走する。ハンデの設定もあり、下位クラスでもチャンスはあるのだ。
耐久レースでのピット作業は、チームスタッフ総出で準備を整えドライバーを送り出す。クラス別にハンデのピットストップの回数と停車時間が決められている。
TOTAL100LAP 耐久レースで総合優勝を飾った#16チームイカ頭のみなさん。
レース以外でもスポーツ走行やファミリー走行などサーキット体験の参加者も多く、次世代のレーサーもサーキットランを楽しんだ。ピットエリアではショップテントや個人のフリマなどもあり賑わっていた。
フィナーレランで締めくくるころ、曇天に副虹がかかる幻想的なシーンが。とても印象に残る、エビスサーキットでの素敵な1日だった。
リザルト
●MOTUL 998チャレンジ 最終戦
スプリント
●1000
●1300N
●1300LT
●1300T
●C7
●OPEN
100LAP耐久レース
●1000N
●1000y
●1300N
●1300T
●OPEN