フルカーボンのロータスエスプリ オートサロンに登場

ボンレーシング、東京オートサロンに初出展

 2025年1月10日(金)〜11日(日)の3日間、千葉県の幕張メッセで開催された「東京オートサロン」。日本を代表するカスタムカー&チューニングカーのビッグイベントとして、3日間で258,406名もの来場者を動員した。海外からの来場者も多く、会場では日本語での会話よりヨーロッパやアジアなど外国語の会話が多く聞かれたような印象があった。世界三大カスタムカーショーとも呼ばれる同イベントは、まさに大盛況だった。

 そんな東京オートサロンに、クラシックミニ専用のオーバーフェンダーやルーフ、ドアなどカーボン製のカスタムパーツでお馴染み大阪府松原市の「ボンレーシング」が初出展。フルカーボンのロータスエスプリのデモカーを展示していた。

 今回ボンレーシングが製作したロータスエスプリに使用しているカーボンパーツは「セミドライカーボン」を使用。ドライカーボンのように軽量かつ強固に作られ、かつウェットカーボンのようにクリアゲルコード仕上げができるという、スポーティさと美しさを兼ね備えるカスタムカーにはうってつけの素材となっている。このカーボンをオリジナルの車両ボディから型取りして、寸分たがわぬ造形とカーボンならではの軽量さ、レーシーさを実現しているというわけだ。

 ボンネットにはボンレーシングのロゴとヨコハマアドバンのロゴを型取り。カーボンというカスタムの素材に、さらなる造形も試みている。またクォーターウインドーには織り方の異なるカーボンをセットしてアクセントを加えている。ワークのステッカーの下にある「ESPRIT SE」のエンブレムも同社製作のカーボン製だ。

 ドアミラーはランボルギーニがいち早く製品化した「フォージドカーボン」を使用。「ミニ専用のフォージドカーボンのミラーも今後作ろうと考えています」と代表の中田美晴さんは話してくれた。またブースにはさまざまなパターンのカーボンのサンプルも展示され、エスプリともども多くの来場者の注目を集めていた。

ミニのフルカーボンボディも開発か!?

「エスプリは特に海外の来場者の方の注目を受けていた印象がありますね。またミニ乗りの方も多くブースに来てくれまして『ボンレーシングさんって、ミニのあのボンレーシングさんですよね? オーバーフェンダー付けてます』と話してくれたお客様もいらっしゃいました」と中田社長。「これを機会に、クラシックミニのフルカーボンボディも製作したいと考えてます。ウチのブランドを考えると、ミニを先に作ればよかったですかね(笑)」

 すでにルーフやドアもセミドライカーボンで製品化しているボンレーシング。ブルカーボンのボディもお手の物だろう。ボディの完成と、そのボディを組んだ車両でのサーキットでの活躍を心待ちにしたいものだ。

問い合わせ先:ボンレーシング

大阪府松原市西野々2-454 

tel.072-336-3219 

営業時間:9:00~20:00  定休日:日曜日・レース開催日

http://www.bonracing.jp/