’94年式ローバーミニ1.3i オースチンミニMkⅠ仕様
女性オーナーらしい淡いローズピンクのカラーリングが素敵なミニが登場。MkⅠ仕様で全体をまとめて、ブラックカラーを散りばめることで引き締まった印象に。そんなカスタム車輌のこだわりを存分に紹介しよう。
インドア派をアウトドア派に変えた魅惑のMkⅠ仕様
幼少時代の記憶のなかで、父親が乗っていたクルマを覚えている人はどれだけいるだろうか。それがより個性的なクルマであれば強烈な記憶として残り、さらにはその後の人生に大きくかかわってくることもあるだろう。ここで紹介するローズピンクカラーが目を惹くミニに乗る北田さんも、かつて父親が乗っていたミニの影響を受けたひとり。自分がクルマに乗れる年齢になって選択したのは、やはりミニだった。
「乗り出したきっかけは、わたしが小さい頃に父が乗っていたミニクーパーが記憶に残っていたことでした。実際に乗ってみて、ミニの魅力として感じるのは、自分の好きなようにアレンジが可能で、世界で一台のオリジナル車輌を製作できることだと思っています」とキッパリ。
女性らしいローズピンクのカラーリングにロブウォーカー風の黒いラインが入ったルックスは、オリジナリティあふれるもの。さらには、SUツインキャブが組み込まれたエンジン、MkⅠ仕様でまとめられたエクステリアやインテリアなど、カスタムも自分好みで存分に楽しんでいることが写真からも伝わってくるだろう。
そんなオーナーの北田さんだが、ミニに乗って自分のなかで大きく変わったこともあるのだとか。「ミニに乗る前は割とインドア派だったんです。でも、乗り出してからは週末になると出かけたくなって、すっかりアウトドア派になっちゃいました」と笑う。
そう、ミニはクルマそのものの魅力はもちろんあるが、オーナーのライフスタイルごとガラリと変えてしまうほどの魔力も持っているのである(笑)。
細かなパーツはMkⅠ仕様にこだわる
ブラックのグリルがローズピンクの車体カラーと見事にマッチ。フロント/リア回りの細かいパーツ類はMkⅠ仕様に。ミニライトのホイールは10インチをチョイスし、ブラックカラーが統一性ありだ。エンブレムも“オースチン”を装着済み。
インテリアもMkⅠ仕様で統一感アップ
車内は黒でまとめることで、ローズピンク×ブラックという統一感がさらにアップ。フットペダルはスパルコ製、メーターはブラックのセンターメーターをチョイス。レザー製のシフトノブや、視認性の高い大型のバックミラーなど車内もこだわりがたっぷりと詰まっている。
エンジンルームは整理整頓が行き届く
1300ccのエンジンはパワーも十分。SUツインキャブも装着されていて、乗り味は小気味よいフィーリングに。手が行き届いており、エンジンルーム内は非常に美しく保たれている。
Owner:北田侑那さん(三重県津市)
今後はセンターマフラーに換えたいです!
父親が乗っていたミニの影響を受け、学生ながらピンクカラーが可愛いミニのオーナーとなった北田さん。一緒に映っている友人は、左が生頼さん、右が市川さん。